スマホケースの素材の本革と合皮はどう違うの？それぞれの特徴をご紹介します！

ほとんどの手帳型スマホケースは革製です。
革製の中でも本革なのか合皮なのかで性能が変わってきます。
本革と合皮は何が違うのか分からない人も多いと思うので、今回は本革と合皮の違いとそれぞれのメリット、デメリットについてご紹介いたします。

□本革と合皮の違いについて

まずは本革について説明します。
本革とは、牛や馬など、実際の動物から採れた皮をなめして、製品にした生地のことです。
生きていた動物の皮なので、よく見ると傷やしわ、毛穴などが残っています。

本革の構造としては、細かい繊維質と太い繊維質が網状の層となっています。
そのため、手で触った時の感触はしっとりしていて柔らかいです。
本革は吸湿と放湿に優れているので、靴のように蒸れやすい製品に適していると言えます。

本革のメンテナンス方法に関しては、日ごろから専用のブラシでブラッシングするようにしましょう。
また、定期的に専用のクリームを塗り、クリームが乾いたら専用のタオルで拭いてあげましょう。
メンテナンスを怠ってしまうと、カサカサに乾いてしまい、本革のしっとりとした質感が損なわれてしまいます。
また、水分や摩擦に弱いので大切に扱うことが大切です。

次に合皮についての説明です。
合皮は本物の動物の皮から作られている本革とは違い、人工的に作られています。
見た目は本革に似ていますが、ポリウレタンのような合成樹脂を生地に塗布して作られていることが多いです。

また、PUレザーという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、ポリウレタンから作られた人工レザーのことです。
合皮とほとんど同じ意味で使われています。

合皮は加工方法によって違いはあるのですが、撥水（はっすい）性が高く少しの汚れなら軽く拭くだけでキレイになります。
しかし、湿度の高い場所に長時間放置しておくと、表面が剥がれる可能性があるため、保管する場合は高温にならない通気性の良い場所に保管しましょう。

また、撥水性が高いからと言って丸洗いするのは厳禁です。
もし合皮が濡れてしまった場合には、拭き取れる水分は乾いた布で拭きとり、風通しの良い場所で乾かしてあげましょう。

□本革のメリットとデメリットについて

ここでは本革のメリットとデメリットについてご紹介いたします。

＊本革のメリットについて

本革は、傷に強く耐久性が高いです。
耐久性が高い理由は、本革が実際の動物の皮から作られているからです。

自然の中で生きていると体に傷がつく可能性は十分にあります。
森の中で生活しているのであれば木の枝に当たることもあるでしょうし、他の動物から攻撃を受けることもあるでしょう。
もし動物の皮の耐久性が低かった場合、死んでしまう可能性がぐんと上がるでしょう。
必然的に動物の皮は傷に強く耐久性が高い必要があるのです。

また、高級感のある見た目もメリットの一つです。
素材が本革の製品を使っていると、経年劣化によって色が変化し「味」が出てきます。
一般的な経年劣化による色の変化とは違い、本革特有の深みのある色に変化します。

＊本革のデメリットについて

本革は実際の動物の皮で作られているので、合皮と比べると重いです。
重い方が高級感がありうれしいという人もいますが、スマホケースは基本どこにでも持ち歩くものですし、重いと片手で持つときに疲れやすいです。

また、カビが発生しやすいというデメリットもあります。
そのため、水に濡れた状態で放置したり、高温多湿の場所に保管したりしないように心がけましょう。

□合皮のメリットとデメリットについて

ここでは合皮のメリットとデメリットについてご紹介いたします。

＊合皮のメリットについて

合皮は本革と比べて水に強いというメリットがあります。
外出中に雨が降ってきて、スマホケースが濡れてしまう時があると思います。
雨の他にも生活をしている中で、スマホケースが濡れてしまうことはあるでしょう。
合皮の場合、びしょ濡れでもない限り、拭き取ってあげれば問題ありません。

また、合皮は本革と比べて軽いです。
どこにでも持ち歩くスマホに付けるスマホケースは軽い方がうれしいですよね。

＊合皮のデメリットについて

見た目こそ本革に似ていますが、合皮は経年劣化によって深みのある色に変化したりはしません。
耐久性が本革と比べて低いので、傷やひび割れが発生しやすいです。
特に、ケースの開け閉めによって負担のかかる、スマホの裏を守る部分と表を守る部分とを繋いでいる箇所が劣化しやすいです。

また、湿度の高い場所に長時間放置していると、加水分解を起こして表面が剥がれる可能性があります。
表面が剥がれると見た目が悪くなってしまうのはもちろんですが、手触りが悪くなってしまいます。

□まとめ

今回は本革と合皮の違いとそれぞれのメリット、デメリットについてご紹介いたしました。
それぞれの素材のメリットとデメリットを把握したうえでどんなスマホケースを買うか決めましょう。
今回の記事が、購入するスマホケースを選ぶ際の参考になれば幸いです。